ジョナゴールド

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ジョナゴールド

プロフィール

分類りんご
10月~11月
生まれアメリカ
主な生産地青森
重さ300g~400g
交配ゴールデンデリシャス×紅玉

食味・特徴

早秋を除いてほぼ一年中みられるりんごです。
10月~11月が旬です。

ゴールデンデリシャスと紅玉のかけ合わせでつくられました。
紅玉は英語で“ジョナサン”なので「ジョナ」ゴールドです。

外皮の香りは薄いです。
紅玉と同じようにフルーティーな中に銀杏に似た匂いが混ざっています。
カットしたら、爽やかなグリーンノートの香りです。

少し渋みがありますが、甘味も酸味も強く、味が濃いです。
果肉は柔らかめです。

上から
下から
断面

こぼれ話

これ、お店に並べていいの?

青果の仕事をはじめた頃、夏に入荷したジョナゴールドを試食する機会がありました。

すると…

粉っぽくて、酸っぱいだけで甘くなくて、とても残念な味でした。

これ、お店に出して大丈夫ですか?

この時期のは こんなものだよ。

以来、ジョナゴールドは粉っぽくて酸っぱいりんごだと思っていました。

…本当に?

それを確かめるため、今回買ってみました。
実際のところ、旬のジョナゴールドはおいしかったです。

夏のジョナゴールドが残念だった理由として
  • 未熟な果実を保存した
  • 長期保存で品質が落ちていた

といったことが考えられます。

2013年の話なので、今の夏のジョナゴールドは昔ほど残念ではないかもしれません。
だけど熟度を見やすいのも、水分の抜け等の品質劣化が少ないのも、やっぱり旬のもののほうです。

有袋ジョナゴールド・サンジョナゴールド

有袋ジョナゴールドは、育てる過程で袋掛けをした果実です。
サンジョナゴールドは、袋掛けせず日光に当てて育てた果実です。

ふじ、つがる等のように明記されず、見た目も似ています。
残念ながらスーパーに入荷したときも、どちらかわかりません。
ファーマーズマーケット等で生産者が販売している場合、確認することができます。

「サン」のほうが甘くなり、「有袋」のほうが保存がきくという特徴があります。

まとめ

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  • 長期保存ができ、早秋を除くほぼ一年中出回っている。
  • 10月~11月が旬。
  • 果皮は独特な香りで、中は爽やかなグリーンノートの香り。
  • 少し渋みがありますが、甘味も酸味も強く、味が濃い。
  • 果肉は柔らかめ。
  • 未熟なものはおいしくない。
  • サンジョナゴールドは甘く、有袋ジョナゴールドは保存性が高い。

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参考

杉山芬・杉山雍『青森県のりんご 改訂版』公益財団法人 青森県りんご協会, 2016, pp.133-134.

「Jonagold apples」(Specialty Produce)(https://specialtyproduce.com/produce/Jonagold_Apples_345.php)

「特産果樹生産動態等調査」(農林水産省)(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_kazyu/)

以上を参照しました。

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