花御所柿
プロフィール
分類 | 完全甘柿 |
旬 | 11月~12月 |
生まれ | 鳥取 |
重さ | 200g~300g程度 |
食味・特徴
「はなごしょがき」と読みます。
晩秋~冬に旬を迎える鳥取の柿です。
花御所柿は鳥取でしか見たことがありませんでした。
ところが近年東京のスーパーにも入荷され、ついに手に入れることができました。
花御所の“花”は地名で、もとは奈良の御所柿を鳥取の花に持っていって育てたものです。
花の御所柿だから「花御所柿」なのです。
丁寧に包んであったりするけど、意外と手頃な価格で手に入れられました。
「こおげ」と書いてありますね。
現在、花と郡家(こおげ)は同じ八頭町(やずちょう)にあります。
場所が近いので、品質も似たものが収穫できるのです。
郡家には鳥取の中では大きめの駅があって、若干花より知名度が高いです。
果実の特徴としては、ほのかな 富有に似た香りがあって、とてもジューシーで柔らかいです。
ほとんどの柿は、かじりついて「ん~」という間があって
それから「甘いね~」と思います。
一方花御所は甘味が強く、かじりついた瞬間「甘!」となります。
地元の知人に話を聞くと…
今年の花御所は渋いだが
近年夏が長いせいでしょうか。
花御所柿は、まだ気温の高い頃に収穫してしまうと渋が抜けきっていないことがあります。
なので晩秋に郡家~若桜の道中には、冬を待つ柿たちがたくさん見えます。
何度か買ってみて、あまりに渋がはっきりわかるものはないものの、花御所柿の渋は抜けきらないのが標準的かもしれないと思っています。
よく味わったら 「…?」と思う程度のかすかに残る渋が、むしろ花御所の醍醐味だったりするのです。
くしゃくしゃなヘタが印象的で、見わける時の目印になります。
中央の小さな空洞や黒ずみは標準装備。
種はないか、あっても少ないです。
まとめ
- 晩秋~冬が旬の、鳥取の柿。
- 奈良の御所柿を鳥取の花で育成したので「花御所柿」という。
- ほのかな 富有に似た香りがあって、とてもジューシーで柔らかい。
- とても甘い柿で、かじりついた瞬間甘味を感じる。
- 少し渋が残るのが標準的。
- 種は滅多に入っておらず、果実の中心に空洞や黒ずみがある。
参考
「こおげ花御所柿」(JA鳥取いなば)(https://www.ja-tottoriinaba.jp/product/persimmon/gi-hanagosyo/)