きんかん
プロフィール
分類 | 柑橘 |
旬 | 1月~3月初旬 |
原産地 | 中国 |
重さ | 20g~30g |
食味・特徴
漢字では「金柑」と書きます。
お正月前後から出回る、日本の定番柑橘です。みかんの産地で多く生産されています。
昔のきんかんは皮は甘いけど中がずいぶん酸っぱかったのですが、近年は酸味が丸くてよりジューシーなブランドきんかんが出てきました。
たとえばスーパーでは「たまたま」という宮崎きんかんをよく見かけます。おそらく最も入手しやすいブランドきんかんではないでしょうか。
このたびは東京ではちょっと珍しい「夢小町」という熊本きんかんを購入してみました。
果肉やスジには少し酸味や苦味はあるけど、圧倒的に甘味が強いです。
少しトロッとした、きんかん特有の食感です。
アロマオイルのネロリを思わせるような、フローラル系のとても良い香りが柑橘の香りの中に混ざっています。
外皮は甘くておいしいけど油胞の中身が刺激的で、唇や喉がヒリヒリするかもしれません。
テレピンという物質で、毒ではないよ。
乾燥しないように冷蔵したら、二週間くらい日持ちするので、1日数個ずつ食べるのがいいかなと思います。
今回購入したものは20g~30g、平均23gでした。
つぶつぶは はっきり見えず、食べるときにもまったく認識できませんが、ちゃんと存在するようです。
夢小町のつぶつぶは果実自体が大きめで果汁をたっぷり含んでいるので、ふつうのきんかんに比べてジューシーです。
きんかんは房を分けられないので、房の皮は「スジ」のようです。
厚いけど柔らかいほうで、皮ごと食べる柑橘だから外皮の固さに紛れてそれほど気にならないと思います。
そのまま食べる以外にも、皮ごと甘露煮やコンポートなどに加工することができます。
まとめ
- お正月前後から3月頃まで出回る小さな柑橘。
- 近年は各地でブランドきんかんが出てきている。
- 果肉やスジには少し酸味や苦味はあるけど、圧倒的に甘味が強い。そして「夢小町」は玉が大きめでジューシー。
- きんかんの外皮は柑橘にフローラルが混ざったような良い香りだけど、食べると唇や喉がヒリヒリする成分も含んでいる。
- 房の皮は厚いけど柔らかく、外皮の固さに紛れてそれほど気にならない。
参考
「金柑(キンカン)とは?育て方や花言葉、剪定方法、旬や花の季節、食べ方」(LOVEGREEN)(https://lovegreen.net/gardentree/p282524/) を参照しました。