ローゼル

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ローゼル

プロフィール

別名ベニアオイ、レモネードブッシュ
10月~12月
生まれアフリカ
主な生産地沖縄、佐賀、岡山
分類アオイ科

食味・特徴

お花なのか、野菜なのか、果物なのか…10月頃になるとファーマーズマーケットにたくさん出現します。

このローゼルという植物、じつはオクラの仲間です。そしてこの赤い、苞(ホウ)の部分が主に売られています。

苞は花の付け根の、葉っぱのことだよ。

「ローゼ」なのにバラ科ではないのか…と思ったら、調べてみるとバラ類ではありました。

オクラに似たような素朴な香りで、やや粘りがあります。オクラは加熱しますが、ローゼルの苞や萼(ガク)は生で食べることができます

苞・萼・種、全てに酸味があります。レモンほど刺激は強くなく、ちょうどハイビスカスティと同じような味です。

これは観葉植物のハイビスカス。
ローゼルと同じアオイ科の植物。

苞の中に緑色のどんぐりみたいな実が入っています。そしてさらにその実の中に、白い種が入っています。

断面

萼の近くを輪切りにして、そこから菜箸を差し込むと実がコロンと出てきます。

輪切りにした図。
断面から菜箸を差し込むと、先端から実が現れる。

この作業は ちょっとおもしろいです。

料理に使うのは 実を除いた萼と苞だけど、これが ハイビスカスティーの「ハイビスカス」です。

サラダのトッピングにしたり、塩漬けにしたりするとおいしいです。

今の時期りんごが多く出回るので、りんごと一緒にジャムにすると、とてもきれいな赤色のおいしいジャムになります。

シソを思わせる きれいな赤紫色。

実の部分は加熱しても固いので、お茶パックに入れてローゼルジャムと一緒に煮出して、成分を使用しています。

りんご単独の時より深く良い香りになって、酸味がほどよく加わるので、是非ともおすすめしたい組み合わせです。

上から
下から
7g。さくらんぼと同じくらいだけど、
ローゼルのほうが可食部少なめ。

まとめ

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  • 10月になると赤い苞の部分が主に売られだす。
  • オクラと同じ仲間で、オクラに似たような素朴な香りと粘りがある。
  • 苞や萼(ガク)は生で食べることができる。
  • 全体に酸味があり、ちょうどハイビスカスティと同じような味。
  • 中にはドングリのような実が入っているけど、皮が固いので通常そのまま料理に使わない。
  • 萼と苞は、これが ハイビスカスティーの「ハイビスカス」
  • 色がきれいで、種も有効活用できるので、りんご等とともにジャムにするのがおすすめ。
  • 苞と萼は塩漬けやサラダにも使える。
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