フェンネル
プロフィール
別名 | 茴香(ういきょう)、フィノッキオ |
旬 | 12月~2月頃 |
原産地 | 南ヨーロッパ・西アジアなど、地中海沿岸地域 |
分類 | セリ科 |
食味・特徴
注意していると青果店などあちこちで見つけますが、定番ではないことが多いです。
6月~8月頃に花が咲いて、種ができると「フェンネルシード」というスパイスになります。
野菜としてのフェンネルは…出回り量が少ないのではっきりしたことは不明ですが、冬の時期に入手しやすくなります。
とても大きくて、そのままだと冷蔵庫に入りませんでした。
すぐに使わない部分は適宜刻んで、そのまま冷凍保存でO.K.です。
葉っぱと茎と塊茎が“野菜としてのフェンネル”の部分です。
下のほうの、白いたまねぎみたいな部分を「塊茎」といいます。
セロリの芯の根もとみたいですね。
この部分は肉厚で、フェンネルの中でいちばん“野菜らしさ”があります。
ひとつの植物体なのですが、部位によってそれぞれ個性があります。
香り
葉のほうはベースに野草の匂いがあって、その上に爽やかで甘いハーブの香りが乗っかっている感じです。
茎と塊茎は、セロリよりくっきりしたセロリの香りです。
葉はワイルドで、茎と塊茎はマイルドです。
質感・利用法
葉っぱは魚料理に添えたり、刻んでサラダや炒め物などの香りづけに使ったりします。
細いけど繊維は固いので、食べることを前提とする場合、短めに刻むのがいいかもしれません。
茎と塊茎も横に、繊維を断つようにカットすると食べやすいです。
塊茎を生で使う場合この切り方をすると、サクサクとした食感になるのでオススメです。
茎の緑色の部分は炒め物にすると、八角茴香に似た香りが立って、なんとなく中華風になります。
八角茴香(スターアニス)はマツブサ科だからフェンネルとは別の植物だけど、すごく似た香りだった。
塊茎は一番マイルドで柔らかいので、サラダやピクルス、甘酢漬けなどにも使いやすいです。
炒め物や煮物など、加熱料理にも向いています。
薄切りにすると食べやすいです。
…とはいえ、セロリに似た強い芳香なので、苦手な方はご注意を。
まとめ
- 冬によく出回るハーブ
- 一株は大きいけど、生のままで冷凍保存が可能。
- 葉っぱは野草っぽさに爽やかで甘い香りが乗っかっていて、茎・塊茎はセロリよりくっきりしたセロリの香り。
- 葉っぱは香りづけ、茎は炒め物、塊茎は生食や煮物にも使いやすい。
- 繊維を断つようにカットすると食べやすい。
参考
「ウイキョウ(フェンネル)」(額田医学生物学研究所・付属病院)(https://nukada.jimdo.com/%E8%96%AC%E8%8D%89%E5%9C%92/%E8%96%AC%E8%8D%89%E5%9C%92%E8%B1%86%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%A7%E3%82%A6-%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB/) を参照しました。