ひらたけ

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ひらたけ

プロフィール

11月~3月
主な生産地新潟、福岡、長野

食味・特徴

ハラタケ目、ヒラタケ科、ヒラタケ属のきのこです。昔はぶなしめじではなく「ひらたけしめじ」が“しめじ”としてよく出回っていました。

現在はひらたけしめじを目にする機会は減りましたが、秋から春にかけて“ひらたけ”はスーパーで出回っています。このたびはファーマーズマーケットで購入しました。

ひらたけは豊醇でほのかに甘い、よい香りがします。調理すると傘の表面がプルプルになって、弾力が出てきます。いかにも和食に合いそうな、控えめな風味です。

もちろん日本にも自生していましたが、それだけでなく昔から世界中の温帯~亜熱帯地域に広く自生していた、非常に顔の広いきのこのようです。

上から
下から
裏から。きのこはヒダが美しい。

こぼれ話

「いまでは、殆ど栽培する人がいない、貴重なきのこと成ってしまった」…たしかに。
なぜ減ったかといえば、より保存性の高いぶなしめじが栽培されるようになったからですね。

霜降りひらたけ

このたび購入してひとつ気になったことがありました。
普段スーパーで見慣れたホクトの「霜降りひらたけ」とかなり違うことです。
霜降りひらたけはカサの色が濃く、縁が丸まっているのに対して、今回購入したものは薄色で縁が広がっています。

横から。カサの広がりがよくわかる。

もしかして別な種類?と思ったけど、ひらたけに間違いないみたいです。
もともとバリエーションが豊富で、今回購入したものは小さくて丸っこくて細い柄のある「ひらたけしめじ」とも様相が異なります。
また、カサの色だけでも茶色や灰色の他に、ピンクや黄色のものまであるようです。
自然なバリエーションに加えて、今回気づいた差異のように人が研究して作り出したものもあります。

…というのも、霜降りひらたけは「日本産ひらたけとエリンギなどヨーロッパ産ヒラタケ属との種間交配」によって作られたものなのです。
より日持ちして、たくさん収穫できるハイブリッドひらたけです。
なるほど…野菜や果物と同じように仲間分けするとすれば、霜降りひらたけと今回購入したひらたけは別の品種になりますね。

さらに同じ国産ひらたけでも、若い株はカサのふちが丸く、成熟したら広がってくるというので…きのこの見分けがつくようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

オオヒラタケ

オオヒラタケもひらたけ同様、ハラタケ目、ヒラタケ科、ヒラタケ属のきのこです。

上から
裏から
しいたけは補食されそうです。

2015年に撮影したものなので画質は粗いですが、良き思い出のきのこです。

まとめ

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参考

「Oyster Mushrooms」(Specialty Produce)(https://www.specialtyproduce.com/produce/Oyster_Mushrooms_703.php)

「霜降りひらたけの開発」(HOKTO)(https://www.hokto-kinoko.co.jp/corporate/kenkyu/dokujigijyutsu/shinsyukaihatsu/shimofurihiratake/)

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