目次
カリカリさっぱり!次郎柿
プロフィール
分類 | 完全甘柿 |
旬 | 10月~11月 |
原産地 | 静岡 |
主な生産地 | 三重、東京、愛知 |
重さ | 250g~300g |
食味・特徴
旬は10月~11月です。
富有より一ヶ月早いように見えて、どちらも11月が出盛りなので、時期がかなり被ります。
ちょっとゴムに似た、なんとなくウッディな薄い香りです。
果実は固くて、私が知っている柿の中で随一のカリカリ感です。
水分は少なく、ひたすらカリカリです。
食味はさっぱりしています。
秋王の甘さを10としたら次郎は5~6といったところでしょうか。
富有も同じくらいの甘さだけど、水分が少ない分、次郎のほうがよりさっぱりに感じます。
外皮の固さは富有と同じくらいで、剥いたほうが食べやすいけど、剥かなくても大丈夫といったところです。
ごくたまに種があります。
もし引いたらラッキー。種あり次郎は、甘味が強い傾向があります。
売場で見ると明らかだけど「大きいなぁ、立派だなぁ」と感じる、けっこう迫力のあるサイズです。
こぼれ話
所変われば柿変わる…
西日本から東京に移り住んで、初めて「次郎柿」を見たんだ。
今は売っているかもしれませんが、2012年頃、鳥取のスーパーでは「新平」「西条」「花御所」「富有」「あたご」といった感じで、次郎柿は居ません。
なので、次郎はすごく希少な品種かと思っていました。
ところが東京に来たら、スーパーで平台の広いスペースに並べられているのです。
(9月~10月の「ひらたねなし」も然り。少なくとも2012年頃は、西日本でほとんど見ませんでした)
…カルチャーショックでした。
逆に東京では、新平、西条そして花御所は見たことがありません。
西と東は同じ日本でも、果物に関して微妙に世界が違うんだ、ということを学びました。
まとめ
check
- 11月が出盛りの完全甘柿。
- ちょっとゴムに似た、ウッディ寄りの薄い香り。
- 実は固く、水分が少なく、カリカリしている。
- 食味はとてもさっぱりしている。
- 皮つきでも食べられる。
- まれにある種入りは、甘味が強い傾向。
- 相対的に大玉。
関連記事
隣の柿は…?
参考
「特産果樹生産動態等調査」(農林水産省)(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_kazyu/) を参照しました。