歴史ある国際プラム!ケルシー
プロフィール
分類 | プラム |
旬 | 8月下旬~9月中旬 |
原産地 | 中国 |
主な生産地 | 山梨 |
重さ | 140g~200g |
食味・特徴
きれいな緑色としずく形が特徴的な果実です。
熟したら少し黄色くなり、ときに少し赤くなる場合もあるみたいですが、やっぱり緑が残ります。
○ 全体像
トップの写真は9月9日…購入当日の写真。
それと比べて、ちょっとだけ色づきました。
○ 上から見たところ。
○ 下から見たところ。
…それほど大きな変化はないかな。
触ったら弾力が出てきているのがわかります。
酸味がまろやかですっきりした甘さ。
熟したら皮のほうも酸味は弱くなるので、丸ごと食べられます。
そして、とてもジューシー。
香りは全体的に淡く、癖がなくてとても食べやすいです。
手に届く所に置いていたら、すぐになくなっちゃう…
そして、ケルシーの特徴のひとつ…
空洞は虫くいや傷みではなく、通常の現象です。
他のプラムも空洞があることが多いですが、ケルシーはとくに顕著です。
固いところはさすがに避けますが、この空洞の少し乾いた食感も、悪くないです。
こぼれ話
ケルシーの来歴
ケルシーのもととなるプラムが、中国の中央から日本に来ました。
ポルトガルの宣教師が、ヨーロッパではまだ知られていない「プラム」を、日本から持って帰りました。
だけどこのときは、あまり広まりませんでした。
鎖国が終わって、アメリカの植物学者ケルシーさんが「プラム」を日本から持ち帰りました。
そしてその種を、農産物の品種改良を行っているバーバンクさんに渡しました。
バーバンクさんによって育成され、「ケルシープラム」として知られる果実が誕生しました。
日本は「ケルシープラム」をアメリカから逆輸入しました。
…そして、ケルシーは日本でも広まったようです。
出回るのは年に一~二週間程度で、スーパーではあまり取り扱っていないです。
もし見かけたら、是非この歴史あるプラムをその場で買ってみてください!
みつけたら、すごくラッキー☆
まとめ
- しずくみたいな特徴的な形で、果皮はソルダムより明るい緑色。
- ひじょうに淡い香り。
- 置いておいたら黄色あるいは紅色をおびてくるけど、熟しても緑みがあるまま。
- 触ったときの弾力も、たいせつな指標。
- 熟したら酸味がまろやかですっきりとした甘さになる。
- とてもジューシー。癖がなくて食べやすい。
- 種の周りの空洞は標準装備。
- スーパーにはあまり売ってないレアもの。
参考
「ケルシー|果物手帖」(産直プライム)(https://sanchoku-prime.com/fruits-note/plum/kelsey)
「The Kelsey Plum Tree and the Delicious Kelsey Plum」(Minneopa Orchards)(https://minnetonkaorchards.com/kelsey-plum-tree/)
以上を参照しました。