目次
ザクロ
プロフィール
旬 | 10月~12月 |
原産地 | 今のイラン~アフガニスタン・パキスタン~インド北部の地域 |
主な輸入元 | アメリカ |
大きさ | 直径6cm~13cm程度 |
分類 | ミソハギ科 |
食味・特徴
11月~12月によく目にする果実。
フルーツとして売られているのは、ほぼ輸入です。
ミソハギ科…というのは青果ではあまり見ませんが、分類的にはフェイジョア(フトモモ科)に近いかなと思います。
外皮はツルツルで、乾燥したような固い質感です。
中には種と、種を包む半透明のジューシーな仮種皮が粒のように存在していて、それを食用にします。
固い外皮を割ったら、野草のような清々しい香りがします。
果汁にあまり香りはなく、甘酸っぱく、さっぱりしています。
毎年冬に出回るけど、どう考えても夏向きの食味だなぁと、いつも思います。
みずみずしい仮種皮はプチプチ心地よい食感です。
種は食べられなくないけどちょっと固く、モサモサしています。
今回は青果店で購入しましたが、スーパーではこのくらいのサイズのものが一般的で、多く出回っています。
日にちが経つと、外観は変わらずとも粒がしおれてくるので、購入したら早めに食べてしまいましょう。
こぼれ話
種子と仮種皮
ザクロの粒の、半透明でみずみずしい部分を「仮種皮」と呼びます。
仮種皮は、珠柄や胎座が発達して種子の外側を覆い、種皮のようにみえる構造です。
豆でいうと豆とさやをつなぐ小さい組織で、豆側が珠柄、さや側が胎座です。
この小さい部分が、ザクロでは大きな仮種皮となって種子を覆っているのです。
ザクロの切り方
- 上の方を薄く切る
- 房のラインに沿って、包丁で外皮に切れ目を入れる
- 切れ目に沿って実を裂く
- 水の中で撫でるように粒を外す
とうもろこしにも似ているけど、ずっと簡単に外れます。
このままスプーンですくってザクザク食べてもいいし、ミキサーにかけてジュースなどに加工しても良いですね。
まとめ
check
- 11月~12月によく目にする果実。
- 外皮は乾燥したような固い質感で、中のジューシーな粒と、粒の中の種を食用にする。
- 固い皮の内側は野草のような清々しい香りだけど、果汁にあまり香りはなく、さっぱりと甘酸っぱい。
- 粒はプチプチと心地よい食感。種はちょっと固く、モサモサしている。
- 日にちが経つと粒がしおれてくる。