西条柿

東日本では滅多に出会えぬ…西条柿

中国地方で多く出回っている渋柿です。
スーパーの陳列棚では、渋を抜いたものを生食用として売っています。

田舎では渋柿を「干柿用」として、裸のままコンテナにたくさん入れて売ってることもあるね。

果汁は特有の甘く深い香りです。
実はそれほど固くなく、ほどよい甘味とわずかに酸味もあります。

買ったらすぐに食べて良いです。
常温に置いておくと、すぐに追熟して「ずくし柿」になります。

西条のずくし柿はとても甘く感じます。
種のところがプルプルで、けっこう弾力があります。
皮は薄くて食べられるけど、食感がジャリジャリして少し苦いです。

中国地方ではふつうの柿だけど、全国的に見ると希少な品種のようです。

中国地方にはいくつか「さいじょう」という地名があって、西条柿の原産は広島説と愛媛説があります。
両者は距離的にそれほど離れておらず、気候もよく似ているので、どちらもあり得るかなと思ったりします。

生まれは瀬戸内地方なのですが、主な生産地は山陰になります。
中国山地の町には西条柿の木がたくさん植えられていて、秋には華やかな色合いになります。

山陰地方と広島の西条には住んだことがあるから、西条柿はなじみがあるよ。

シーズンになると、スーパーでも大きく売り出します。
中国地方を訪れることがあったら、是非購入してみてほしい果物のひとつです。

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「西条柿」（産直プライム）(https://sanchoku-prime.com/fruits-note/persimmon/saijogaki) を参照しました。

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