はまさき

プロフィール

品種名は「麗紅(れいこう)」で、佐賀ブランドのものが「はまさき」です。
せとかと同じ交配で、ときどきタンゴールに分類されている、謎柑橘のひとつです。

さて、はまさきはというと香りはスパイシーで、みかんというよりオレンジ寄りです。

カットすると、どこかスイカを思わせるフレッシュな香りがします。食べてみてようやく柑橘らしさを感じます。

せとか同様外皮が薄く、手で剥けるという利点がある一方で、劣化が早いという問題点があります。

オレンジは外皮が厚くある程度日持ちがするので、それと同じ感覚で置いておくと、気づいたら味がぼやけて「酸味はない、甘味もない」といったことになってしまいます。

はまさきはとてもジューシーで、ある程度酸味が強く、甘酸っっぱいです。
みかんは大味のものが増えてくる時期なので、なおさら酸味がきわだっているように思えてくるような気がします。

外皮は薄いのだけど、房の皮はやや厚い場合があります。

糖度や美しさの基準はあるけど、サイズの基準はないようで、100g台の小さなはまさきも存在します。

せとかとはまさき（麗紅）は同じ交配の果実です。

りんごの同じかけ合わせは、むつ/静香/王林/東光、もりのかがやき/紅みのり、シナノゴールド/シナノドルチェ など実にバラエティ豊かです。

だけど柑橘の同じ交配は、お互い非常によく似ていて、まさに兄弟のようです。

全然ちがうじゃないか！

…と思われるかもしれません。しかし売場で一玉だけ手渡されて判別はなかなかできないものです。
だからこそシールがついているのですね。

味は時間経過で変わって個体差が出やすいですが、やっぱり根本はよく似ています。

check

（清見×アンコール）×マーコット

よかったらシェアしてね！